|
集中力のつけ方
人間の集中力と言うのは普通の人で大体3分間、せいぜい長くて5分間です。 瞑想に入った時は、この集中力をいかに長く続けられるかが問題になってきます。 それと同時に脳の中において何も考えない状態、 つまり空っぽにしておく状態を保つことです。
あるいは何かの目的を持って瞑想を行う時には、 『その物事に対してだけ』を追いかけて、他の思考を何も入れないようにすることが大切になってきます。
皆さんも実際に何かの物事一つに集中してみると分かりますが、 そのことだけを考えることはとても大変です。
集中しているようでいて、実際にはその間に仕事の事とか、人間関係、あるいは今夜のおかずの心配、 又は子供の事等色々と脳内に思考が入ってきてしまいます。
昔の修験道の人たちが山にこもって滝にうたれたりして修業していたのも この集中力を養うことのためです。
話が少し飛びますが私が若い頃、 神奈川県の奥相模と言うところに滝が流れていまして、 そこで発声練習を散々やらされました。 当時のマイクロフォンは現在のようにエコーが効いたりする物は出始めたばかりで、 石原裕次郎がそれではじめてレコーディングをしたような時代です。
その為にマイク無しでも後方に良く聞こえるような声を作るために、 滝の音の中でも聞こえるように発声練習をするのです。
絶え間なく流れ落ちる水の音、 その音の中で声を出していると最初のうちは滝の音に消されて自分の出している声が聞こえてきません。
脳の中には自分の出す声を何とか聞き出そうとして集中しています。 ですからこの滝の前にいる間中は集中力が持続しているわけです。
このやり方と同じようにして、 瞑想に入る直前にベルの大きな音をスピーカーで一定時間流します。 そして突然ぴたっと止めると、 今まで鳴り響いていたベルのうるさい音がいきなり無くなり、脳の中が空白の状態になるので集中できるようになります。
中村天風さんが創始した“天風会”の教練の中で集中力をつける一つの方法として行っているようです。
方法としては色々と小道具を使ったやり方があります。 例えば時計の音、あるいはメトロノームの一定リズムに聴覚の意識を集中するのも良いでしょう。 又テレビの放送が無い時に画面に出ている黒いぶつぶつの動きをじっと見つづけたり、 写真や絵の綺麗な景色を見つめながら楽しい空想の中に浸る視覚を使うやり方も有ります。
今回は自分の部屋で簡単にできる“ローソクの炎”で行う集中力のつけ方を書いていきます。
準備をして頂く物はキャンドルとお香だけです。 お香はご自分の好きな香りの物なら何でも良いです。 私はいつもインディアンショップで買ってくる【NAG CHAMPA】というインドの修行僧の手作りのお香(お線香様の棒状の物、手作りなので太さが一定していませんが香りが良く、1本で1時間は持ちます)を使っています。 キャンドルも特別な物ではなく、普通の安値の物で良いです。
① 部屋の明かりを全て消して真っ暗にしてください。
② そしてお香を焚いて、キャンドルに灯を点して ご自分の位置から 1.5M位間隔を作って置いて下さい。
③ そして自分自身が一番リラックスできる姿勢を作ります。 床に直に座っても良いですし、 背もたれのある椅子に腰掛けても良いですが、 肝心なのは 背骨を真っ直ぐに伸ばし、 第1チャクラの性器の部分と第7チャクラの頭頂の点中 (第5話の『チャクラについて』を参照してください) を結んだ線がしっかりと地球の地軸に向かうようにすることです。 この姿勢を作ることに依ってスムーズに体の中に自然界のエネルギーが入ってきて流れを良くします。
④ そしてキャンドルの灯りが自分の目の位置と平行になるように置いて下さい。
⑤ では先ず深呼吸(第4話の『深呼吸の仕方』、を参照してください)をゆっくりと7回行って下さい。
⑥ 深呼吸が終わったらキャンドルの炎が目線の位置に来るようにし、自分の好きな姿勢で座ってリラックスしてください。 後は呼吸に意識を集中しながらキャンドルの灯りを15分から20分間ただじっと見つづけるだけです。
真っ暗な中にキャンドルの炎の光だけが目に入ってきます。 その光だけを見ることに集中してください。 キャンドルの炎は一定しておらず、炎の先端が揺れたり、大きくなったりしますのでその動きを目で追いながら楽しんで下さい。
炎を目で追いかけている間中、脳の中はキャンドルの炎だけで他のことは何も考えていません。
⑦ 15分から20分見つづけたら、今度はゆっくりと目を閉じてください。 目を閉じるとまぶたの裏側にキャンドルの炎の残像が見えてきます。
今度はその残像に集中してみてください。 炎の残像がぼやーと見えていますが、それ自体に集中し始めると色が次第に変化してきたり、 形が色々と変わってきますのでその変化を楽しんでください。 そして飽きてきたら目を開けて元の状態に戻ってください。
但し、目を開ける前に必ず 【自分はとても気分の良い状態になり、 体もとても軽くなっている】 と声に出して言ってからゆっくりと目を開けてください。
自分でも驚くほどすっきりとした状態になっているはずです。
これを行って集中している間は貴方の脳波は打動が少なくなります。 つまりアルファー状態になっているのです。 このことに関しては次回の【『瞑想を行う』】に詳細を書いていきます。
会社や学校、 あるいは育児などで体や頭が疲れた時に これを行ってみてください。
不眠症の人などには特に効果的です。 ベッドに横になったらこのキャンドルの炎を思い浮かべてそれを追いかけているうちに何時の間にか眠りに入り、 朝は頭がすっきりとして目覚めます。 不眠症の人はベッドに横になっても何かしら心配ごとを頭の中で考えていますので自然に体のどこかに力が入っているので眠りに入りにくいのです。
ある程度(1ヶ月か2ヶ月)過ぎたら今度はキャンドルの炎を見つめながら、その炎を動かす訓練をしてみてください。
意識を集中し、 体内に宇宙のエネルギーを取り入れ 【第5話の『チャクラについて』を参照してください】 そのエネルギーを眉間の第6チャクラの部分からキャンドルの炎に向かって放射しながら、 右に動かしたり、 左に動かしたり。 あるいは炎の長さを短くしたり、 長くしてみてください。
何度も言うようですが、この場合に一番大切なことはイメージ作りを鮮明に思い描く事【『意識について』を参照】です。
又少し慣れてきましたら、好きな音楽をかけながら行うのも良いでしょう。 但し静かな、 決して耳障りにならない音楽か、あるいは海のなぎさの音だけとか自然の音が良いでしょう。
そしてキャンドルの炎を見つめながら、 その音の中に自分の好きなイメージを作りながら溶け込んでいってみてください。
最後にとても大事なことなのですが、 キャンドルの炎を消す時には必ず“お香を焚いて”おいて下さい。
これを読まれる方の中には経験された人達が多くいると思いますが、 お墓のそばを通ったり、 あるいは じめじめした薄暗い場所で、 いきなりキャンドルを消した時の匂いがしたということはありませんか?
つまり キャンドルを消した時の匂い というのは、“低級霊”つまり未浄化霊がとても好む匂いなのです。
その逆に、“高級霊や背後霊、守護霊、あるいは浄化された霊”の人達が好む香りが お線香やお香の香り なのです。
ですからキャンドルを消す前に必ずお香をつけた状態でご自分の周りを守護霊や高級霊の人たちに守られた状態にしてください。
貴方の中に今まで知らなかった面白い世界が広がって行くはずです。 楽しんでください。
* 多くの人達から「毎回文章が長くて覚えていられない。」と言われます。もっと短く出きますが、 それでは私の伝えたいことが半減すると同時に、 初心者の人たちに中々本当の意味を理解して頂けないと思います。 ですから極力専門用語などは使わずにどなたにも分かり易く書いているつもりです。 従ってつい長めになってしまいます。 私の希望としてはその都度プリントアウトしていただき、ファイルして置いていただければと思っています。
第1話から読んで頂けば分かると思いますが、 順を追って皆さん一人一人が“あの世”と言う、 『見えない世界』 、 『五感に感じない世界』と交信ができるようになる事を目的に書いています。 又これを実績して頂けば必ずそのようになります。
我々人間は元々その力を誰でも持っていたのを現代の常識、 科学の発達、 便利さなどによって打ち消され忘れているだけなのです。
要は瞑想と言うものの中で意識を縦横に駆使し、 本来持っているものを思い出すだけなのです。 ですから見えたり聞こえたりしてきた物を自分の常識と言う物でその場で打ち消さないで素直に受け止めてください。
そして終わった後に考えてください。
|